ギリシャ空軍大佐、中国へのスパイ容疑で逮捕──米CIAの通報で発覚

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ギリシャ空軍大佐、中国へのスパイ容疑で逮捕──米CIAの通報で発覚

Title: Greek Air Force Colonel Arrested for Spying for China After CIA Tip-Off

Summary: A Greek Air Force colonel was arrested on February 5 for allegedly leaking classified NATO military secrets to China. Greece’s National Intelligence Service had been investigating for four months after a CIA tip-off. The officer was reportedly recruited via LinkedIn and paid up to $17,500 per message.


ギリシャ空軍のクリストス・フレッサス大佐が2月5日、中国にNATOの軍事機密を漏洩した疑いで逮捕された。米中央情報局(CIA)の通報を受けたギリシャ国家情報庁(EYP)が約4カ月にわたり捜査を進めていた。2月10日の軍事法廷でフレッサスは行為を認めたものの、「罠に嵌められた」と主張している。

リンクドインが入口に

フレッサスはギリシャ西部パトラス近郊の基地で第128通信電子訓練飛行隊を率いており、NATO認証の通信将校としてギリシャ・米軍・NATOの航空機に関する機密情報にアクセスできる立場にあった。

現地メディアの報道によると、フレッサスはリンクドインを通じて中国側の人物から最初の接触を受け、ヨーロッパでのNATO会議に合わせて接触した。2024年にプライベートを装い中国を訪問した際、スパイ活動を強要されたと述べている。帰国後、機密文書を撮影・暗号化して送信できる専用装置を渡され、1件あたり最大1万7500ドル相当の報酬を受け取っていたというが、大量のデータ送信直前に逮捕された。

ギリシャ軍は「明白な証拠」があるとし、捜査当局はフレッサスを管理していたとされる民間人女性の行方も追っている。元CIA職員でペンシルベニア州立大学のニコラス・エフティミアデス教授は英紙ガーディアンに対し、本件が中国のNATO軍事通信インフラへの浸透能力を示すものだと指摘した。フランスでも2月4日に中国国籍者を含む4人がスパイ容疑で逮捕されており、欧州全域で中国の情報収集活動が組織的に展開されている実態が浮き彫りになっている。

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