韓国の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長は1月5日、北京で行われた韓中首脳会談後、現地でブリーフィングを行い、会談の成果を説明した。国防日報が6日伝えた。
魏室長は「朝鮮半島の平和と安定のために建設的役割を果たすという中国の意志を確認した」と述べ、「これを基に韓中首脳は平和構築のための創意的な方策を継続して模索することで合意した」と明らかにした。
会談の主要成果については「東北アジアにおいて首脳外交を通じた国益中心の実用外交の土台を確固たるものにした」と評価。「李大統領は就任7カ月で米中日3カ国首脳との相互訪問外交を完了し、韓中間の全面的関係復元の流れを強固にした」と述べた。
また「韓中戦略的協力パートナー関係が両国の重要な外交的資産であることを再確認し、これをより成熟させていく確固たる基盤を築いた」とし、「両国首脳は韓中関係の全面復元にふさわしく、毎年会談を継続することで共感を形成した」と説明した。
安全保障分野では、「両国の外交・安保当局を含む多様な分野で戦略的対話チャンネルを復元し、政治的信頼を強固にすることで合意した」と述べ、「国防当局間でも疎通と交流を拡大し、相互信頼を増進して域内の平和と安定に寄与する方策を模索していく」と明らかにした。
両国間の懸案である黄海の構造物問題についても議論が行われた。両首脳は西海の境界が確定していない状況を考慮し、今年から境界画定のための次官級会談を開催するため共に努力することで合意した。魏室長は「慎重ではあるが、この部分で進展が見られるとの期待も持てた」と述べた。
そして韓国の原子力潜水艦建造推進に関しては、「韓国側の立場を十分に説明し、特に問題が浮上することはなかった」と付言した。
一方で台湾問題については、「中国側からの新たな要求はなかった。李大統領は中国中央テレビインタビューで述べた内容を紹介し、今も同じ立場を堅持していると言及した」と説明した。李大統領は同インタビューで「一つの中国」を尊重するとの立場を示している。
文化交流では、両首脳は囲碁やサッカーなどの分野から段階的に交流を拡大することで合意。また「嫌韓・嫌中感情への対処のため共に努力することで共感し、青年・メディア・地方学術分野での交流事業も継続的に推進していく」とした。
両国は今回の会談を機に、政府省庁・機関間で15件の協力文書を締結した。 対象分野は製造業、食品、ファッション、観光、エンターテインメント、ゲーム、文化・コンテンツ、石油化学、エネルギー、金融、電気自動車、半導体、ディスプレイ、二次電池、ICTなど多岐にわたる。

