イラン、モサドのスパイ容疑で男性を処刑——報酬は暗号資産で受領

イラン、モサドのスパイ容疑で男性を処刑——報酬は暗号資産で受領

イラン国営通信IRNAは1月7日、イスラエルの諜報機関モサドのスパイとして有罪判決を受けたアリ・アルデスタニ氏を処刑したと報じた。米ABCニュースなどが伝えた。

IRNAによると、アルデスタニ氏はモサドの工作員に機密情報を提供する見返りとして、暗号資産(仮想通貨)で金銭的報酬を受け取っていたという。同氏は「特別な場所」の画像や映像をモサドに提供したとされる。

報道によれば、イスラエルはオンラインでアルデスタニ氏を勧誘。同氏は100万ドルの報酬と英国ビザの取得を期待していたと自白したとされる。逮捕の時期や場所については明らかにされていない。

暗号資産による報酬支払いは、従来の銀行送金と異なり、国境を越えた取引が比較的容易であることから、諜報活動の報酬手段として使用されたとみられる。

同氏の事件はイラン第一審裁判所と最高裁判所の両方で審理されたという。人権団体や欧米諸国は、イランにおける死刑の増加、特に政治的・スパイ関連の犯罪に対する極刑の適用を批判している。

ライタープロフィール

Seculigence Editorial Department