経済安全保障に特化したニュースポータルサイト「Seculligence(セキュリジェンス)」が2026年1月1日、正式にサービスを開始した。2年間の準備期間を経て、新年とともに船出を迎えた。
Seculligenceは「インテリジェンスをビジネスに」「戦争と平和の間を伝える」をモットーに掲げる。焦点を当てるのは、軍事政策、認知戦を含む情報戦、スパイ、サイバー、テロなど、既存メディアが十分にカバーしきれていない領域だ。平時と有事の境界線上で静かに進行する「見えない戦い」を可視化し、企業が直面するリスクと、競合が見逃している機会を浮き彫りにする。
運営には防衛省・自衛隊などの元インテリジェンスオフィサー、研究者、ジャーナリストが結集した。日本周辺の安全保障情勢、サイバーセキュリティや軍事技術、さらには日本企業や文化に至るまで、専門的知見に基づいた情報を発信する。
経済安全保障は、半導体やレアアース、先端技術の輸出規制など、国家安全保障と経済活動が交錯する領域として近年急速に重要性を増している。日本でも2022年に経済安全保障推進法が施行され、企業活動への影響が拡大している。
Seculligenceは「情報こそが最大の安全保障」との理念のもと、OSINT(公開情報)を駆使して、この分野における日本の「知のインフラ」となることを目指す。吉永ケンジ編集長は「『戦争と平和の間』で進行する変化を正確に捉え、深い洞察を提供し続けたい」としている。

