トルコ、イランのスパイ網を摘発——NATO基地の偵察や無人機密輸を計画

トルコ、イランのスパイ網を摘発——NATO基地の偵察や無人機密輸を計画

Title: Turkey Dismantles Iranian Spy Network—Planned Reconnaissance of NATO Base and Drone Smuggling

Summary: Turkey’s National Intelligence Organization and police dismantled a spy network on January 28, arresting six individuals operating under the command of two Iranian Revolutionary Guard Corps (IRGC) officers. The network planned reconnaissance and surveillance of Incirlik Air Base—a strategic NATO facility housing tactical nuclear weapons—and smuggling armed drones through Turkey. Two members had received drone pilot training in Iran in 2025, and authorities also uncovered plans to form assassination teams. The incident occurs amid heightened tensions over potential U.S. military action against Iran, drawing attention to its impact on Turkey-Iran relations.


トルコ国家情報局(MİT)と警察は1月28日、イラン情報機関の指揮下で活動していたスパイ網を摘発、6人を逮捕した。作戦はイスタンブールを中心に、アンカラなど5県で同時に展開された。

逮捕されたのは、国防産業企業経営者と繊維業者、リクルーター役など。全員が「政治的・軍事的スパイ目的での機密国家情報取得」の容疑で逮捕・拘束された。

トルコ当局の捜査により、イラン革命防衛隊(IRGC)所属の情報将校2名がスパイ網を指揮していたことが判明した。2人はコードネーム「ハジ」と「ドクター」と名乗っていた。スパイ網の活動は多岐にわたる。

第一は、トルコ南部アダナ県のインジルリク空軍基地に対する偵察・監視活動だ。同基地はNATOの戦略的拠点であり、トルコ空軍と米空軍が共同使用し、戦術核兵器も配備されている。IRGC将校は、同基地周辺で写真・動画撮影を行う人員のリクルートを指示していた。

第二は、トルコ経由での無人攻撃機(UCAV)密輸計画だ。アンカラ在住のメンバーは自身が経営する会社をフロント企業として利用し、トルコから北キプロス・トルコ共和国とギリシャ系キプロスへのUCAV輸送をを計画していた。メンバー2人は2025年8から9月にイランでドローン操縦訓練を受けていた。

スパイ網での通信手段はトルコ語で「鳩」を意味する暗号化ソフトウェアが使用され、メンバーが収集した情報はすべてイラン情報機関に送信されていた。トルコ当局は暗殺チーム編成の計画も把握していたとしている。

在トルコのイラン大使館は、本件についてコメントしていない。米国によるイランへの軍事行動の可能性が取り沙汰される緊張下で発生した事件であり、、トルコ・イラン関係への影響が注目される。

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