スウェーデンの元軍事ITコンサルタント、ロシアのスパイ容疑で拘束

スウェーデンの元軍事ITコンサルタント、ロシアのスパイ容疑で拘束

サイバーセキュリティ専門メディア「The Record from Recorded Future News」は1月12日、スウェーデン軍の元ITコンサルタントがロシア情報機関のスパイ活動に関与した疑いで拘束されたと報じた。

スウェーデン検察によると、拘束された33歳男性のスパイ行為は2025年から今年にかけて行われた。一方で情報当局関係者は、はロシアがウクライナ侵攻を始めた2022年から活動していた可能性を指摘している。

スウェーデン 軍報道官によると、容疑者はスウェーデン中部在住で、2018年から2022年までITサービス企業を通じてコンサルタントとして軍に勤務していた。しかし、同社は「攻撃的サイバー作戦」専門のサイバーセキュリティ企業代表として登録されているが、同社に売上記録はない。

これについて、グンナル・ストレンメル司法大臣は「国家安全保障事案のため政府が関与している」と表明した。

スウェーデンはウクライナへの積極支援国。その結果、ロシアのサイバー攻撃とハイブリッド作戦の標的になっている。バルト海海底ケーブル損傷など、西側当局がロシア妨害工作と関連付ける事案も発生している。

今回の事件は欧州全域でロシア情報活動への取り締まり強化の中で発生したもの。2025年3月にはルーマニア人男性がロシア妨害工作支援容疑で英国で逮捕、6月にはエストニアでタルトゥ大学教授がスパイ活動で懲役6年の判決を受けるなど、ロシアによる西側諸国への諜報・妨害活動の取り締まりが欧州各国で相次いでいる。

 

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